エンドノットは 結束後に行う締め込みの役割を持っています
すっぽ抜け対策にハーフヒッチやエンドノットなどを行うのが有効という方もいますが、根本のSCノット自体がきちんと結べていないと、引っ張る力に対してハーフヒッチとエンドノットのみで支える格好になります。
エンドノットは、すっぽ抜けを防止するために結束後に行う結びのことです。今回、釣りラボでは、エンドノットの特徴、結び方(エンディングノット・ハーフヒッチ)、ほどける原因と解決策、覚えておきたい結び方を幅広く解説します。ぜひご覧ください。
エンドノットの結び方は、簡単です。
エンドノットとは、ラインとライン、ラインとショックリーダー、ラインとサルカン・スイベルなどの金具との結束の仕上げに行うノットです。特に、PEラインとリーダーを結んだ際の端糸を止めるために用いられます。
PRノットやFGノットのような100%近い強度と比べると劣るものの、トリプルサージェンスノットの結束強度は、70%~80%です。アジングやエギング、シーバスなどのライトゲームであれば十分な強度です。
ハーフヒッチやエンドノットとの組み合わせで、さらに結束強度を高められます。1~2時間に1度結び直すことで結び目の結束強度は維持できますし、時間もかけずに80%前後の強度を出せれば十分に釣り上げられます。
あくまでもハーフヒッチやエンドノットは保険であって結束強度を保持するものではないので、SCノット自体の完成度が低ければ本末転倒となってしまいます。
エンドノットを行うことで、ラインのすっぽ抜けを減らすことができます。必ず行わなければならない工程ではありませんが、エンドノットをしておけばすっぽ抜けのリスクは軽くなるでしょう。
エンドノットは、結束後に行う締め込みの役割を持っています。結束方法によってはエンドノットが不要でいらない場合もありますが、エンドノットを行うことで先に行ったノットの緩みを防ぐことができます。